ダイエットのための筋トレ(無酸素運動)の効果について

一般的にダイエットを始めようとすると、真っ先に思いつくのが食事制限とジョギングしたり自転車をこぐなどの有酸素運動ですね。

実際に有酸素運動の方が難易度が低く始めやすい一方、筋トレ（無酸素運動）は力が必要でつらいイメージ、そして種類やフォームが分かりにくく諦めてしまう人が多いようです。

ですが、筋トレは単純に筋肉が増えるだけではありません。筋トレこそダイエットを成功させるためには必要な運動です。

今回はダイエットと筋トレの効果について紹介します。

基礎代謝が増えて痩せやすい体になる

●筋肉代謝の活性化
筋トレで筋肉量を増やす時に筋肉の代謝活動が増えます。筋肉は代謝的にエネルギーを消耗する組織です。筋肉が増えれば基礎代謝が増えて、もっと多くのエネルギーを消耗します。

●カロリー消耗の増大
筋トレは終わった後からも筋肉の回復や再構築のために追加的なエネルギーを必要とします。そのため、筋トレの後でも持続的にカロリーを消耗します。

さらに肉体にストレスを誘発させて代謝が長い時間高くなるアフターバーン効果を得られます。

アフターバーン効果
無酸素運動（筋トレ）を終えた後でも最大で72時間程度、通常よりもカロリーが多く消費される現象。

肌を引き締め美ボディになる

●皮膚・脂肪のたるみを解消
筋トレをせずにダイエットをすると体の弾力がなく、皮膚がたるみやすいです。引き締めるには筋肉を鍛える筋トレが必要です。

●体脂肪減少と筋肉量維持
ダイエットをしていくと体重も当然落ちていきます。この落ちた体重のほとんどが体脂肪ならとてもいいでしょうが、実際には多くの筋肉も減少しています。

筋トレは筋肉量をできるだけ維持しながらダイエットができるようにしてくれます。
見た目の体重があまり落ちなくても、筋肉量を増加または維持した上で体脂肪を落とすことがダイエットには必要です。

●筋肉と脂肪のバランスの改善
健康や美的な観点からも体重より大事なのは身体構成（筋肉と脂肪のバランス）です。体の構成を変えるために筋トレほど良いものはありません。

体重という数字だけ落としても美ボディにはなれません。体重がやや重くても筋肉をつけて体脂肪を落とした体の方がはるかに健康で美ボディです。

動いても疲れにくい身体を作る

●健康の改善
骨密度が低くて苦労する人は世の中にたくさんいます。骨密度を強化できるのは負荷をかけて鍛える筋トレだけです。

そして関節の柔軟性や安定性も高めたり健康な心血管を作ります。筋力が強くなり日常の活動でも疲れにくくなります。

まとめ

以上の理由から、筋トレはダイエットに必須と言えるでしょう。

筋トレは栄養バランスのいい食事と共に総合的に健康と体脂肪管理に絶対的に必要な運動です。

有酸素運動で体脂肪を減らし、無酸素運動（筋トレ）で筋肉量を増やす、そしてバランスのよい食事で脂質と炭水化物を摂り過ぎないように気をつける。この3つはどれが欠けてもいけません。

最初は姿勢やフォームに慣れていないことが難しくて諦めてしまう原因になるかもしれませんが、無理のない範囲で軽い重量から行うこと、そして正しいフォームとやり方を最初にしっかり身体で覚えておけば簡単に忘れることなくいつでも続けることができます。

一人で筋トレを始めることに不安がある方や、サポート付きでフォームややり方を身につけたい方はパーソナルジムがおすすめです。