ダイエット中にどうしてもお酒をやめられない時に気をつけておきたいこと
仕事や友人との付き合いで飲みに誘われたりして参加する機会もあると思います。
できればダイエットの期間中だけは飲み会も避けられるといいのですが、どうしても外せない付き合いもあるでしょう。
私も飲むことが大好きで、以前フィットネス大会に出た時以外はよくお酒を飲んできました。今だに太ったり痩せたりを繰り返しながらも体を維持しています。
ではダイエット中にどうしてもお酒を飲む場合は、どのようなことに気をつければよいのか紹介します。
パーソナルジム フォルスの専属パーソナルトレーナー
樋口 亮(バン ハヌル)
韓国ソウル市出身、筋トレ歴19年、指導経験10年(以下経歴)
・韓国国家資格 ボディビル指導者2級
・FISAF international personal trainer
・2005年~韓国でパーソナルトレーナー活動
・2018年 NPCJジェネレーション 年齢別 30代クラス フィジーク4位
・2018年 NICAJAPAN 身長別+175cmクラス フィジーク1位
・2017〜2021年 日本国内の大手フィットネスジムにてパーソナルトレーナー活動
・2021年10月~パーソナルジム フォルス店舗責任者・マスタートレーナー
お酒がダイエットに与える影響
お酒はアルコール自体もカロリーが高い方ですが、お酒のカロリーから太るということより体内から色々な作用の影響で体脂肪の蓄積を加速化します。
お酒は糖を多く含んでいるので急激に血糖スパイクを上げます。そのためインスリンの敏感度が上がりおつまみで食べた炭水化物を体脂肪にいつもより多く蓄積します。
アルコールは体内から毒として認識され肝臓からアルコールを解毒するのを最優先します。
そのため様々な体内で行われる代謝が後回しになるので、摂取した食べ物のエネルギーを代謝できず体脂肪に蓄積されやすくなってしまうのです。
血糖スパイクが急激に上がった分、次の日には急激に下がるので起きた後の空腹感がこの理由からです。
そこで普通は我慢できず食べてしまうので太る道に入り込んでしまいますね。
ダイエット中に誘われた飲み会での対処法
お酒がダイエットに良くないとはいえ、全部の誘いを避けるのはなかなか大変です。ならばどうすればダイエットへの影響を少なくできるのでしょうか。
水をたくさん飲む
水をたくさん飲むと胃の中でお酒のアルコール度が薄められます。アルコールの利尿作用を補うこともできますし、お酒と水を交互に飲めば物理的にお酒を飲む量も抑えられます。
おつまみは茹でた肉や野菜、果物を食べる
上に述べたようにお酒を飲むと血糖スパイクが高まってインスリンが敏感になるのでお米やパン、パスタなど炭水化物は避けた方が絶対いいです。
また胃腸を守るために乳製品や辛いもの、塩っぱいものも避けたほうがいいです。
そのかわり、水分とたんぱく質が多い食べ物が良いでしょう。茹でた肉や野菜、果物がそれに該当します。
当然ですがほどほどに飲みましょう
飲みすぎると気持ちがゆるくなるので満腹でも食べ物を口にしてしまいます。
普段ダイエットしていたなら尚更抑えていた気持ちが爆走してしまうでしょうね。
ダイエット中にお酒を飲んだ後の対処
引き続き水をたくさん飲むこと
お酒を飲んだ後は喉が渇きます。
それはアルコールを解毒するために水分をたくさん消耗しアルコール自体の脱水作用で体内から水分が多く抜けているからです。
なのでとにかく多くの水を飲むことが大事です。
空腹感との戦いで勝つ
もし前日飲み過ぎた場合はまず食事の量を抑えるようにしましょう。
二日酔いの日はまだアルコールを解毒している段階なので、食べたものに対して代謝ができず体脂肪に蓄積されやすいです。
飲み過ぎた翌日は空腹感がすごいので自分との戦いです。
運動(トレーニング)はほどほどに
アルコールの解毒は肝臓から98%以上行われるので運動をするからと言って排出できたりはしません。
飲んだお酒の量や二日酔いの状態によりますが、飲み過ぎた日は身体能力がかなり落ちているので無理して運動すると怪我のリスクを高めるだけです。
どうしても動きたいなら軽いお散歩がいいでしょう。
ビール1~2杯で酔わずに済んだ日なら問題ないです。
ダイエットしていたのに飲みすぎてしまい落ち込まないでください。
飲んだ日の2日後からしっかり食事と運動をすればお酒で太ることは大分防げますからね。
まとめ
- 野菜とタンパク質なおつまみを食べること
- 飲み過ぎて爆食しないこと
- 水をたくさん飲むこと
- 二日酔いを言い訳に食べすぎないこと
- 二日酔いの日に無理な運動は控えること
- 二日酔いの日は十分休んで次の日から頑張れば大体は取り戻せる
- でも、できるだけ飲み会は少なめにすること
ダイエット中にお酒を飲んでしまった時にできることを述べてみましたが、万年ダイエッターではないのであればやはり1~2ヶ月のダイエットを決めた期間だけは、できればお酒も避けてダイエットに集中することが一番良いです。